大変遅くなりましたが、趣味ブログも3回目となりました。店のブログでボチボチやってるだけなのに案外反応あるもんですね笑 ちょっと期待値が高く求められてそーで少しプレッシャーを感じながらも、いってみましょう❗️
今回紹介させて頂くのは『BLUE GIANT』です✨
前回前々回と比べると最近の作品なので知っている方も多いのではないでしょうか? ざっくり説明すると、主人公、宮本大が楽器のサックスで世界一になっていく物語です。この漫画の凄いところは、とにかく主人公(以下、大)がひたすら練習をしています。これだけを言ってもピンとこない方多いと思いますが、他の音楽系漫画は才能ありきで、その才能をどう開花させていくかを描いているものが多いのですが、この漫画は違います! 話の流れと共に大は土地や世界を転々とするのですが、とにかく常に練習をしています。行く先々で徐々にではありますが彼のプレイは評価され、賞賛もされていきます。が、どこまでいっても彼は練習を欠かさないんです。そして、それがちゃんと描かれています。 ともすれば、自分もこれぐらい練習をすれば、ここまで打ち込めば彼と同じ事が出来るんじゃないだろうか?と思わせるくらい1人でサックスを吹き続けているんです。
継続は力とはよく言いますが、この主人公、努力の天才としか言いようがありません。しかも、本人はその練習すら努力と思っていないと思います。ただ単にもっと凄い演奏がしたい!もっと先、新しい音があるんじゃないか?その一心でサックスを吹いている、そんな印象を受けます。
ここから学ぶ事は、『め組の大吾』の時と同じになってしまうのですが、人の可能性は諦めた時に潰えるんだな、と。また、夢や想いを叶える為にはそのモノゴトに対してストイックでなければならないんだな、と。 住めば都って言葉があるように、人は最初、環境の変化に慣れるのに時間がかかりますが、慣れたら住みよくなる。仕事とかでもそうだと思うんです。 大は旅をする中でメンバーを集めバンドを作り名声をあげていくのですが、新しいステージに進む時にその積み上げたもの、慣れた環境や仲間を全て捨て、ゼロにして新しい土地に赴きます。 ストイック過ぎませんか?いや、これってホント難しい事やと思うんです、心理的に。つい、自分には無理やなーって思ってしまい、可能性を終わらせる自分にクソ!ってなってしまいます。
さて、余談が多く申し訳ないのですが、私がこの漫画で感動したシーンを紹介したいと思います。音楽漫画なので演奏シーンでの感動を挙げてくるのではないかとお思いの方、すみません!音楽とは全く関係ない部分を紹介します。もちろん、ライブ描写で鳥肌たつシーンはありますが、ヒューマニスト田村が選ぶシーンは違います。
日本を離れ自分を磨くためドイツ、ミュンヘンにやってきた大。右も左も分からないミュンヘンで自分の演奏を聞いてもらう場さえ掴めず過ぎる日々のなか、偶然カフェで出会った学生のクリスに旅の目的を告げると彼のアパートに居候させてもらえる事に。その後も大のために四方手を尽くしてサポートしてくれるクリス。そんな彼のおかげもありミュンヘンでやりたかった事、掴みたかったものを得た大は次なる土地に旅立つ決意をします。そして、別れがせまる夜、大はクリスに問いかけます。 では、そのシーンをどうぞ!
『人に優しくする事は素敵なことだからね』
おそらくは全ての人間が理解をし、認識もし、それでも思うように成し得ないこと。人に優しくすること。このシーンを見た時、心臓を鷲掴みにされたようでした。感謝を述べた相手に感謝を受ける。タバコを1本取って、ありがとうって言われた時のクリスは、目の前の世界がバァーってパノラマのように広がっていったんじゃないでしょうか。優しさが世界を包む感覚に。いやー、本当に名シーンだと思います。こういった優しさで世界が回せたらホントいいですよね❗️
って、事で本編とはほぼ関係ないとこばかりを語ってしまいましたが、この漫画、是非とも皆さん読んでみて下さい。今年、一応、アニメ映画化が決定してるので、それを観るでも良いかもです。間違いなくジャズに興味湧きますよー✨ もしジャズに興味持てたら、『坂道のアポロン』もかなり良い作品なので見てみて下さい!
それでは、次回はもう少し早く投稿できるよーに頑張りまーす😀